株式会社フジクラ
私たちの街に甦れ生態系
はかせ、海(うみ)にいるイカが空(そら)をとぶって、ほんとうですか?
海(うみ)にいるイカが、羽(はね)もないのに空(そら)をとぶなんて、信(しん)じられないよね。だけど、ほんとうなんだ。空(そら)をとぶイカは、これまで世界(せかい)のあちこちで見(み)つかっているんだ。2011年(ねん)には、空(そら)をとぶイカの姿(すがた)が 世界(せかい)ではじめて写真(しゃしん)で撮影(さつえい)されたので、正式(せいしき)に このことが確認(かくにん)されたんだよ。
はかせ、イカは、どんなふうにとぶの?
撮影(さつえい)された とぶイカの姿(すがた)を見(み)ると、「ひれ」とよばれる三角形(さんかっけい)の部分(ぶぶん)を前(まえ)にして 海(うみ)から飛(と)びだすんだ。飛(と)んでいるときは、水(みず)をふきだしながら、体(からだ)をできるかぎり広(ひろ)げて バランスをとるんだ。イカは、海面(かいめん)から2メートルいじょうの高(たか)さを、30メートルほどさきまで 飛(と)んでいたんだ。
はかせ、イカは みんな空(そら)を飛(と)ぶの?
全部(ぜんぶ)のしゅるいのイカが、空(そら)を飛(と)ぶわけではないんだ。空(そら)をとぶイカは、体(からだ)の長(なが)さが 20センチほどの スルメイカの仲間(なかま)なんだ。どちらかというと小型(こがた)のイカになるね。
はかせ、イカは、どうしてわざわざ海(うみ)からでて、空(そら)をとぶの?
すずちゃん、海(うみ)には、カジキマグロのように泳(およ)ぐのがはやく、体(からだ)も大きなイカの敵(てき)がいるんだ。イカたちは、このような敵(てき)から にげるために、海(うみ)からとびだして、空(そら)をとんでにげるという能力(のうりょく)を身(み)につけたと かんがえられているんだ。