株式会社フジクラ
私たちの街に甦れ生態系
はかせ、どうして 子ガモは 親(おや)ガモのあとを ついていくの?
カルガモなどカモの仲間(なかま)は、親(おや)がおしえなくても、卵(たまご)からかえるとすぐ親鳥(おやどり)のあとについてあるくことを 生(う)まれたときから知(し)っているんだよ。このことを「すりこみ」というんだ。
どうしてヒナは、おしえられないのに できるの?
ヒナたちが、もって生(う)まれた「すりこみ」について もうすこし せつめいをしよう。ヒナが、卵(たまご)からでてきたとき、「はじめて見(み)たもの」で、「動(うご)いているもの」で、「声(こえ)をだすもの」を 親(おや)だと思(おも)うんだよ。ヒナたちは、その親(おや)のあとをおいかけながら、エサのたべかたや、こわいものから身(み)をまもることなどを学(まな)んで、1ヶ月(かげつ)ほどで一人前(いちにんまえ)になるんだ。
はかせ、鳥(とり)のヒナたちは、みんな、「すりこみ」があるの?
鳥(とり)のヒナたちみんなが、これをもつわけではないんだ。「すりこみ」をもつのは、カルガモなどのカモの仲間(なかま)やニワトリ、アヒルなど、一部(いちぶ)の鳥(とり)だけなんだ。