株式会社フジクラ
私たちの街に甦れ生態系
はかせ、ヒマワリは、どうして太陽(たいよう)のほうを向(む)くの?
さくらちゃん、ヒマワリは、太陽(たいよう)の動(うご)きにあわせて 朝(あさ)から夕方(ゆうがた)にかけ ぐるっと首(くび)をふるんだ。これは、ビデオにとって早送(はやおく)りして見ると よくわかるよ。それでは、ヒマワリが太陽(たいよう)のほうを向(む)く理由(りゆう)を説明(せつめい)しよう。たとえば、ヒマワリが、東(ひがし)を向(む)くときは、「くき」の西(にし)がわが、東(ひがし)がわより 「のびる」ことでおきるんだ。反対(はんたい)に、西(にし)を向(む)くときは、東(ひがし)がわが 西(にし)がわより のびているんだ。つまり、ヒマワリの「くき」の東(ひがし)がわと西(にし)がわで、「くき」ののびる速(はや)さが ちがうんだ。このちがいは、「くき」ののびを はやくする「オーキシン」というホルモンによっておきているんだ。このオーキシンは、ヒマワリの「くき」に光(ひかり)があたると、その反対(はんたい)がわへと移動(いどう)するんだ。そうすると、東側(ひがしがわ)と西側(にしがわ)では、オーキシンの量(りょう)に ちがいがでるから、「くき」の「のび」に差(さ)がでてくるんだ。これがヒマワリが首(くび)をふる理由(りゆう)だよ。だけど、これがおきるのは、ヒマワリが「つぼみ」のあいだ だけなんだ。
はかせ、ヒマワリが太陽(たいよう)のほうを向(む)くのは、「つぼみ」のときだけなの?
そうなんだ。「つぼみ」のときだけなんだ。ヒマワリは、花がさくころ、「くき」の成長(せいちょう)がとまるから、太陽(たいよう)のほうを向(む)くことは なくなるんだよ。
はかせ、ヒマワリのほかにも太陽(たいよう)のほうを向(む)く花は ありますか?
マリーゴールドの花もそうだね。この花は、日出(ひので)とともに花がひらき、太陽(たいよう)のほうへ花を動(うご)かして、夕方(ゆうがた)には花をとじるんだ。植物(しょくぶつ)の種類(しゅるい)によって多少(たしょう)の違(ちが)いはあるけど、太陽(たいよう)の光(ひかり)をもとめて動(うご)く花は多(おお)いんだよ。