株式会社フジクラ
私たちの街に甦れ生態系
はかせ、エビは生(い)きているときは、灰色(はいいろ)で、たべるときには赤(あか)くなるのはなぜ?
すずちゃん、生きているときやスーパーで売(う)られているときのエビの体(からだ)の色(いろ)は、たしかに灰色(はいいろ)で、食(た)べるために「ゆでる」と たちまち赤(あか)くかわるね。これは、エビの体(からだ)のなかに「アスタキサンチン」という色(いろ)のもととなるものがあるからなんだ。
はかせ、「アスタキサンチン」があると どうして赤(あか)くなるの?
このアスタキチンという色(いろ)の素(もと)は、タンパク質(しつ)とくっついているときは、灰色(はいいろ)をしているけど、熱(ねつ)をくわえると、つまり 「ゆでる」と タンパク質(しつ)からはなれて、もともとの赤(あか)い色(いろ)にもどるんだ。
はかせ、赤(あか)くなるのは えびの他(ほか)にもあるの?
すずちゃんがすきなカニがそうだね。ゆでると赤(あか)くなるカニにも、アスタキサンチンがあるんだ。魚(さかな)のサケの肉(にく)が 赤(あか)いのも このアスタキサンチンがあるからだよ。
はかせ、アスタキサンチンには、どんな役目(やくめ)があるの?
アスタキサンチンという色(いろ)の素(もと)は、太陽(たいよう)からでるつよい光(ひかり)である紫外線(しがいせん)をふせいだり、赤(あか)い光(ひかり)がとどきにくい海(うみ)のなかで 敵(てき)からみえにくくする などの役目(やくめ)があるんだ。