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5月12日の千年の森便り
さわやかな風が千年の森の緑を揺らし、初夏の訪れを伝えています。 入口からすぐのエノキの木に巻き付いているのは、テイカカズラ。 つる性の常緑低木で、緑のカーテンとして使われることもあるようです。 いっぱいに花開く様子を見るだけで元気になりますね。
5月から6月にかけて見ごろを迎えるウツギも美しい花を咲かせました。 ウツギの名前の由来は旧暦の「卯月」!現在の5月ごろを指します。 別名「雪見花」とも呼ばれ、白く可憐な花弁が特徴的です。 その名の通り、どこか儚い印象を持ちますね。
ガマズミも大きく花開き、見ごろを迎えました。 ガマズミと聞いて、赤い実のイメージを浮かべる方も多いのではないでしょうか。 初夏にはふんわりとした白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけるガマズミは、季節ごとに様々な表情を魅せてくれますね。
森の中をゆっくり歩いていると、あちこちからチュンチュン!と可愛らしい鳴き声が聞こえてきました。 追いかけっこをしているのかな? スズメたちが飛び回り、気持ちのいい初夏の気候を満喫していました。
上の池にはゴイサギがやってきました。ゴイサギは、鮮やかな赤い瞳が印象的ですね。 実は大人と子供で瞳の色が変わること、知っていましたか? ゴイサギの幼鳥であるホシゴイは黄色い瞳を持ちますが、成長するにつれて赤く変化していきます。 大人になると瞳の色が変わるなんて、とても不思議ですね。
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