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9月10日の千年の森便り
9月に入り、厳しい暑さも少しずつおさまってきました。 気持ちの良い風が吹き込む穏やかな午後、千年の森に向かうと、鳥たちの鳴き声があちらこちらから聞こえてきました。 声をたどっていくと、そこにはムクドリの姿が! ムクドリといえば黒い身体にオレンジのクチバシが特徴的ですが、メスは全体的に褐色の毛で覆われています。
木陰で一休みしているキジバトを発見。 どっしりとたたずむ姿に、風格のようなものを感じますね。
上の池のそばにひっそりとたたずんでいるのはヤブラン。 ヤブランは8月から9月にかけて花期を迎える夏の花で、木陰や草陰などの薄暗い場所に群生し紫色の小さな花を穂状に咲かせることが特徴です。
緑色の小さな実を付けている、こちらはマンリョウ。 マンリョウは初夏に花を咲かせた後に実を付けますが、秋から冬にかけてその実が赤く熟していくようです。 赤く熟した実は正月飾りとして使用されることが多く、縁起が良い植物として知られています。
森の入り口付近に大きな夏ミカンの実がなっていました。 夏ミカンをはじめとして、柑橘類の葉はアゲハチョウの幼虫に好まれるため、ここでも幼虫やサナギの姿がたびたび見られます。 千年の森を訪れた際には、ぜひ探してみてくださいね。
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