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10月7日の千年の森便り
10月に入り、心地よい秋風が吹き込み、千年の森でも少しずつ季節の移ろいを感じられるようになりました。 池のほとりで見ごろを迎えているのはムラサキシキブ。 この植物の名前に、なんだか聞き覚えがありませんか? ムラサキシキブは秋になると紫色の実をつけることから、かの有名な作家・紫式部に因んでこの名前をつけられたそうです。
ふと、池の近くの高木を見上げるとたくさんのオレンジ色の実を発見!これはイイギリといいます。 この実が南天によく似ているので、ナンテンギリと呼ばれることもあるそうです。
仲良くならんで咲いているのはヒガンバナ。 秋の彼岸の時期に花を咲かせるため、ヒガンバナという名前が付けられました。 ちなみにヒガンバナの茎には毒性が含まれるので、注意が必要です。
コバノガマズミが小さな実をつけました。春にふんわりとした白い花を咲かせた後、秋から冬にかけて赤い実をつけることが特徴です。 園内ではコバノガマズミとよく似ているガマズミも見られますが、この二つの植物の違いは葉っぱの大きさにあるそうです。 千年の森を散策する際にはぜひ二つとも見つけてみてくださいね。
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